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1994年(平成6年)ドラフト 〜ドラフト概要〜


ヤクルト 広島 横浜 阪神 中日 読売 ドラフト概要
近鉄 ロッテ オリックス 西武 日本ハム ダイエー 選択方法



逆指名制度ができて二年目のドラフト会議。山内泰幸投手(日体大)と河原純一(駒沢大)の大学球界屈指の本格派の争奪戦に注目が集まったが、山内は地元の広島、河原は巨人をそれぞれ逆指名した。


●高校��1の強打者・紀田彰一(横浜高)に中日と横浜が競合
紀田は野村沙知代さん(野村克也監督の妻)がオーナーを務めるシニア港東ムース出身。横浜高では通算41本塁打を放ち、高校生ナンバーワンバッターと称された。1994年、春と夏の甲子園に出場。夏の甲子園は初戦で那覇商と対戦し、4打席4四球と、一度もバットを振ることなく甲子園を去った。

【1994年夏の甲子園・二回戦】
横  浜 010 100 000|2
那 覇 商 101 010 01X|4

★試合後のコメント(1994年8月19日のスポニチより)
紀田「向こうの作戦だからしょうがない。でも走者がいないときぐらいは勝負してほしかった」

多村(横浜ドラフト4位)「何で紀田と勝負してくれないんだ」

渡辺監督「ルールがある以上しょうがないが、もう少し勝負してほしかった」

【横浜スタメン】
(二)佐野�B
(一)小沢�B
(右)斉藤�B
(三)紀田�B
(中)多村�B
(捕)若杉�B
(遊)遠藤�B
(投)矢野�B
(左)山本哲�B


ドラフト会議では中日と横浜が1位競合し、抽選により地元の横浜が交渉権獲得。

ドラフト会議翌日の新聞に、「落合さんのファン。自分も40歳になるまでプレーしたい」とコメントがあったが、24歳の若さで引退。プロ通算成績は、6試合出場 0本塁打 打率.100。将来の四番と期待が大きかったが、大成せずに終わった。


●岡田二世・嘉勢敏弘(北陽高)に近鉄とオリックスが競合
嘉勢は北陽高のエースとして春と夏の甲子園へ出場。夏の甲子園では、3回戦で金村秀雄(日本ハム1位)がエースの仙台育英と対戦し、9回サヨナラ負けした。

当時のスポーツ紙のスカウト語録をみると、「打者としてなら一流、しかし投手では大学までの結論だ」、「年間20本はいける」等、投手としてよりも野手としての評価が高く、高校の先輩・岡田二世と称された。

ドラフト会議では近鉄とオリックスが競合し、抽選によりオリックスが交渉権を獲得。プロには投手で入団するが、即野手転向。しかし野手としては伸び悩み、2000年から投手に戻り、現在中継ぎの切り札として活躍中。


●駒大進学予定の城島健司(別府大付高)をダイエーが強行指名
高校3年夏の大分予選3回戦で、岡本克道投手(1996年ダイエー5位)の柳ヶ浦に敗退し、甲子園出場歴なし。

城島はドラフト前に駒沢大学のスポーツ推薦に合格済みでプロ拒否を表明していたが、ダイエーが強行指名し物議を醸した。大学側も威信に関わる問題で、少しずつながらも関係改善に向かっていたプロとアマがダイエーの強行指名によりまたもやぎくしゃくする。プロでの活躍は周知の通りで、パ・リーグを代表する捕手として活躍中。


●福岡真一郎とのバッテリーで甲子園を沸かせた田村恵(樟南高)は広島へ
甲子園のアイドル・福岡真一郎とバッテリーを組み、合計三度甲子園に出場し、数々のドラマを演出。172cmと小さな身体ながら、頭脳的なリードで、高校三年夏の甲子園では樟南高を準優勝に導いた。
プロでは故障に苦しみ、残念ながら大成せずに終わった。


●「ジョニー」こと黒木知宏はロッテ2位
延岡学園高〜王子製紙春日井。高校時代は、1991年夏の甲子園に出場し、大会屈指の本格派の呼び声高い井手元健一朗(四日市工〜中日)と投げ合い、4−8で敗れた。

高校時代はそれほど球は速くなかったが、社会人でメキメキ力をつけ、ロッテに2位指名され入団。1998年には最多勝を獲得。「ジョニー」の愛称で親しまれている。


●その他、指名された主な選手は
投手では、MVP・沢村賞・最多勝利などのタイトルを獲得した西口文也(西武3位)、1998年に最優秀防御率のタイトルを獲得した金村秀雄(日本ハム1位)、1995年セ・リーグ新人王の山内泰幸(広島1位)、先発・中継ぎにフル回転の高橋建(広島4位)、 サイドハンドの川尻哲郎(阪神4位)、1年目に8勝した河原純一(巨人1位)。

野手では、ヤクルト主軸打者の稲葉篤紀(ヤクルト3位)、1994年パ・リーグ新人王の小関竜也(西武2位)、ゴールデングラブ賞の常連・宮本慎也(ヤクルト2位)、入団7年目に3割をマークした川口憲史(近鉄4位)などが指名された。





1994年(平成6年)ドラフト会議の結果

巨人
1位 河原 純一 駒沢大 投手
2位 織田 淳哉 早稲田大 投手
3位 福井 敬治 智弁学園高 内野手
4位 斎藤 宜之 横浜高 外野手
5位 高村 良嘉 新日鉄光 内野手
★プロ入り後の成績★
 
中日
1位 金森 隆浩 立命館大 投手
2位 山田 洋 日通名古屋 投手
3位 山田 広二 トヨタ自動車 内野手
4位 原田 政彦 東海理化 内野手
5位 三輪 敬司 愛工大名電高 捕手
6位 大西 崇之 ヤオハンジャパン 外野手
★プロ入り後の成績★
 
広島
1位 山内 泰幸 日本体育大 投手
2位 嶋 重宣 東北高 投手
3位 朝山 東洋 久留米商高 外野手
4位 高橋 建 トヨタ自動車 投手
5位 横山 竜士 福井商高 投手
6位 田村 恵 樟南高 捕手
7位 井上 紘一 市和歌山商高 外野手
★プロ入り後の成績★
 
ヤクルト
1位 北川 哲也 日産自動車 投手
2位 宮本 慎也 プリンスホテル 内野手
3位 稲葉 篤紀 法政大 外野手
4位 吉元 伸二 三菱重工長崎 外野手
★プロ入り後の成績★
 
阪神
1位 山村 宏樹 甲府工高 投手
2位 北川 博敏 日本大 捕手
3位 田中 秀太 熊本工高 内野手
4位 川尻 哲郎 日産自動車 投手
5位 矢野 正之 霧が丘高 投手
★プロ入り後の成績★
 
横浜
1位 紀田 彰一 横浜高 内野手
2位 米 正秀 神戸製鋼 投手
3位 福盛 和男 都城高 投手
4位 多村 仁 横浜高 外野手
5位 相川 亮二 東京学館高 捕手
6位 加藤 謙如 駒大苫小牧高 外野手
★プロ入り後の成績★

西武
1位 富岡 久貴 東京ガス 投手
2位 小関 竜也 国学院栃木高 外野手
3位 西口 文也 立正大 投手
4位 高木 浩之 駒沢大 内野手
5位 寺本比呂文 川崎製鉄神戸 投手
6位 山田 和幸 早稲田大 内野手
★プロ入り後の成績★
 
オリックス
1位 嘉勢 敏弘 北陽高 投手
2位 丸尾 英司 仏教大 投手
3位 五島 裕二 山梨学院大付高 投手
4位 豊田 次郎 川崎製鉄神戸 投手
★プロ入り後の成績★
 
近鉄
1位 田中 宏和 桜井商高 投手
2位 中川 隆治 青山学院大 投手
3位 南 真一郎 新日鉄堺 投手
4位 川口 憲史 柳川高 内野手
★プロ入り後の成績★
 
ダイエー
1位 城島 健司 別府大付高 捕手
2位 斉藤 貢 プリンスホテル 投手
3位 本間 満 駒沢大 内野手
4位 藤井 将雄 日産自動車九州 投手
★プロ入り後の成績★
 
ロッテ
1位 大村 三郎 PL学園高 外野手
2位 黒木 知宏 王子製紙春日井 投手
3位 橋本 将 宇和島東高 捕手
4位 信原 拓人 相生高 内野手
5位 後藤 利幸 三菱重工神戸 投手
6位 岸川 登俊 東京ガス 投手
7位 池野 昌之 富士宮北高 捕手
★プロ入り後の成績★
 
日本ハム
1位 金村 秀雄 仙台育英高 投手
2位 厚沢 和幸 国士舘大 投手
3位 桜井 幸博 仙台工高 投手
4位 島田 一輝 NTT関東 内野手
5位 城石 憲之 春日部共栄高出 内野手
★プロ入り後の成績★





1994年(平成6年)ってどんな年?
♪日本レコード大賞 Mr.Children「Innocent world」
♪最優秀新人賞 西尾夕紀「海峡恋歌」
♪世相や流行 コメ不足問題 向井千秋さん宇宙へ
♪流行言葉 タイ米 ヤンママ 同情するなら金をくれ
♪社会の出来事 村山政権誕生 松本サリン事件
♪プロ野球の優勝チーム セ:巨人70勝60敗 パ:西武76勝52敗2引
♪プロ野球の最優秀選手 セ:桑田真澄(巨人) パ:イチロー(オリックス)
♪春の甲子園優勝校 智弁和歌山(バッテリー:笠木−井口)
♪夏の甲子園優勝校 佐賀商(バッテリー:峯−碇)